しじみの貝がら

テキトーブログでこんにちは

雑文X(旅行用品:歯ブラシ)

「お久しぶりです。」

 

と、更新頻度が低すぎて各記事に前置きしがち系ピーポーの、どうも、しじみです。

 

なお、重ねて前置きしておきますと、

WARNING!!WARNING!!

本記事はほぼ無意味のカタマリです。

WARNING!!WARNING!!

 

さて、昨年より新しいブログを開設したり云々とごちゃごちゃとした更新が続き、結局面倒になって放置していました。やはり投稿場所が複数になるのはいろいろとややこしいのでもう一つのブログ(「しみじみしじみ」)は閉鎖しようかなあ、と考えています。

それに加え、今後の創作活動として成人向け要素をこれまで以上に(と、いってもこれまでは数えるほどしか上げてませんが)増やしていこうと考えています。しかし、はてなブログの規約上、成人向けはNGということでうーん、どうしようかと悩んでいます。

ただまあそっち系の要素はpixivなりを利用して分離しつつ上げていこうかなというのが当面の予定です。楽ですし。

 

自分としてはメインの活動場としてはブログを活用したいなと常々考えているんですが、その場合の兼ね合いが頭の中でややこしいことになっているので、それが新ブログ開設やらの迷走につながっているというわけです。

自分でサーバーをレンタルしてそこにブログを立ち上げる、というのが一番楽な解決策なのかもしれません。ただ、これまでの更新頻度を鑑みるに、単なる浪費に終わってしまうんじゃないかと懸念しており躊躇しています。

 

いずれにせよ、主要な更新や発表はすべてツイッターを通すのが最善ではないかということは自分の中では思っています。

 

 

最後なので、ちょっとしたレビューを。

最近数日間に渡って旅行する機会があり、そのときに特に役に立ったと思うもの、歯ブラシの紹介です。

出先で清潔に保っておくためにまず必要なものとして歯みがきセットが挙げられるでしょう。

歯みがき粉に関しては旅行用に小さなタイプのものが多種多様に店頭では陳列されています。

歯ブラシに関してもプラスチックケースに収納できるタイプがよく売っていますよね。ただ、種類にもよるのでしょうが、僕の以前買ったケース付きのだと、肝心のそのケースが脆くすぐに壊れてしまい、これじゃどうしようもないなと思っていました。そこで見つけたのが

「組み立て式歯ブラシ」です。といっても、正式名称がこれであっているのかは知りませんが。

具体的には以下のURLのようたタイプの歯ブラシのことです。

www.amazon.co.jpつまり、普段は持ち手の中にブラシ部分を収納でき、使用時には通常の歯ブラシ並みの柄を展開できる歯ブラシのことです。

これの何が良いって、まずやはりコンパクトさです。出先での荷物は極力小さくしたいもの。そういう意味でこれは理想的な歯ブラシです。

次に清潔さ、それに並んで丈夫さ。ほかの旅行用歯ブラシと同じくブラシ部分をしっかりと保護できるためカバンなどに適当に放りこんでも汚れません。その上、プラスチック製の丈夫な柄の部分による保護であるため雑な扱いでも壊れにくく、とにかく最高です。

普段使いにはオススメしませんが、出先でのちょっとした身の手入れには最適ではないでしょうか。

 

 

べらべらっと語りました。

それではまた。

 

【必須】外出時にオススメの文房具紹介【2019年】

外出時に文房具を持ち運ぶ人というのはどれくらいいるものなんでしょうか。

 

僕の場合、休日にちょっと出かけるときでさえ、筆箱につめて文房具一式を持ち運んでいます。というのも、持ってきてなかったときに限って「やっぱり持ってくればよかった」と後悔することが多々あるからです。ただ常に携帯するものだからこそ、できる限り軽く、それでいて色んな状況に備えられるようにしておきたい。そこで今回はそういう観点から、僕の筆箱の内容を紹介していきます。

 

つまり、こんな人にオススメの記事です

・何かと役に立つから常に文房具は持っておきたい

・(でも、常に携帯するものだからこそ)コンパクト・必要最小限に収めたい

 

それでは、行きましょう。

(価格について、基本的に執筆時点での価格を表示しています)

 

 

<筆箱部門:外ポケット付きスリムペンケース>

今回はコンパクトさを追求しているため、筆箱はスリムな形のものがオススメ。筆箱は基本的に文房具が外に出ないようにチャックなどがついていると思いますが、緊急時にペンなどを取り出せるよう、外にポケットがついていると、なお良いでしょう。

具体的には、無印良品から販売されている「ナイロンペンケース・外ポケット付 黒」と呼ばれる筆箱がシンプルでオシャレ、かつ上に書いた条件を満たしていて使い勝手が良いです。耐久性に関しては普通に使う程度なら特に問題ありません。価格は消費税込590円とのことです。

参考:

www.muji.net

<筆記部門1:シャーペン(0.5)とシャー芯と消しゴム>

シャーペンは基本的に1本です。

(ちなみに芯の太さは0.5です。これより細いと折れやすいし、太いと字が潰れるからです。)

また、入れるための予備のシャー芯ケースも1つは常備しておきたいですね。

シャーペンを使うとなればやはり修正するための消しゴムも必須でしょう。長持ちするので小さめの消しゴムでOK。MONOやAINの消しゴムには黒色のものがあるので汚れが目立たずベター。

 

シャーペンについてはかなり好みが分かれるアイテムでしょう。シャー芯の太さ、ペン軸の太さ、ペン先の細さ、重心、グリップの持ち心地、その他の機能、消しゴムなど…。

個人的には太いペン軸が好みなので、ドクターグリップやα-gel(アルファゲル)がおすすめです。ただし、ドクターグリップはしばらく使っているとグリップの性質上オイルが出てくるので注意が必要です。アルファゲルに関してはグリップがやわらかく心地良いですが、人によっては「柔らかすぎる」と感じることもあるでしょう。

太いペン軸は選択肢が割と限られてくる(ような気がする)一方、細いペン軸ならいろいろ選択に幅が出てきます。特に、太いペン軸と正反対の性質をもつように思われるのは、製図用のシャーペンです。

具体的には、パイロットから販売されているS3(エススリー)は価格を抑えつつ(300円+税)、持ちやすく書きやすいです。また、ぺんてるのグラフ1000と呼ばれるものは、1000円+税と少々値は張りますが、

28年売れ続けるグラフ1000 そのこだわりとは : 表現の道具箱

にも紹介されているようにロングセラー商品で、やはり書きやすいです。

特徴的な機能を持つシャーペンでは、クルトガが挙げられるでしょう。このシャーペンは芯が回転するため常に尖った状態で書くことができます。ただし、書くときの紙とシャーペンの接触で生まれる押さえつける力で回転するため、書き心地はクセがあります。

 

<筆記部門2:ボールペン(黒とその他(赤・青))>

文字を書く上でボールペンも必要です。特に黒色は書くためのメインのカラーとして必ず入れています。

それ以外の色は基本的に強調や訂正を目的に使っています。何色持ち運ぶかというのは、やはり人によってそれぞれだと思いますが、僕としては強調・訂正のための赤、書類の端に要約やちょっとした見出しを書くための青の2色を利用しています。これより多くなると、自分の求めるコンパクトさが損なわれる気がするので他の色は入れてません。色が増えすぎると色による書き分けが複雑になりすぎるという理由もあります。

 

ボールペンで有名なものとしては、三菱鉛筆の油性ボールペンJETSTREAM(ジェットストリーム)がまず一番に挙げられるでしょう。油性特有の色の濃さと、このボールペンの特徴である滑らかさが合わさって、アイススケートのように紙の上をペンが滑走します。個人的にはやや滑りすぎる印象です(また、僕の持ち方が悪いのかもしれませんが、ときどきインクが途切れます)。力を入れず軽く書くのが好きな人にオススメです。

ジェットストリーム スタンダード | JETSTREAM 単色 | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

個人的にオススメしたいのが、これまた三菱鉛筆のボールペン「ユニボール シグノ RT1」です。このシリーズは芯の太さには0.28mm、0.38mm、0.5mmの3つのラインナップがあります。基本的に僕はシャーペンであれボールペンであれ標準的な太さである0.5mmが好きなんですが、このシグノの0.38mmに触れてからは、「こういう細くかけるのもいいな」と思えるようになりました。また、このシャーペンのインクは僕のおかしい?書き方でも途切れることがなく最高です。デザインもスタイリッシュでグッド。

ユニボール シグノ RT1 | ユニボール シグノ ノック式 | ゲルインクボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

 

<筆記部門3:多機能ボールペン>

シャーペン、ボールペン数種…便利ですが、さっと分かりやすく書きたいときにごちゃごちゃと用意するのは面倒です。そんなときは多機能ボールペンがぴったり。多機能ボールペンとは一口に言っても、シャーペンの有無、色の種類など様々です。

僕の方針では、シンプルさを特に重視しているため、黒・赤のボールペンにシャーペンの機能が付いたものが好きです。単色ボールペンの色とあわせるために青を追加しても良いでしょう。

ただし、色を増やしすぎるととっさにペンを出すときどこをスライドすれば良いのか一瞬戸惑いますし、特殊な色の場合はペン自体の選択の余地がなくなってしまう点に注意しましょう。まあ、最近ではコレトをはじめとして色のカスタマイズが可能な多機能ボールペンが出ているのでそこまで問題ではないかもしれません(ただ個人的にカスタマイズできるペンはインクの出が悪いような気が…)。

 

一般的に人気があるのは前述のジェットストリームやドクターグリップの多機能ペンになるでしょうか。どちらも滑らかなインクで、リーズナブルな価格に反して高級感があります。

個人的には、Surari(スラリ)の2+S(黒・赤+シャーペン)が好きです。これもやはりインクの出が良く、もしかすると先に紹介した2つの多機能ペンよりは知名度では劣るかもしれませんが、素晴らしい実力を備えています。オススメ。

 

<筆記部門4蛍光ペン

書類で強調したい箇所があるとき、例えば赤色のボールペンで線を引くというのは一つの方法だと思います。しかし、ボールペンは直線を引くには芯が細く不安定で、線がぐにゃぐにゃしてしまいます。そこで蛍光ペンの出番です。特に、蛍光ペンでペン先が長方形になっているタイプのものは線を引く際の安定感が抜群なので、何か読んだりするときには欠かせません。色としては、無難なものとして黄色や赤色、青色、緑色あたりになると思いますが、僕的には黄色が好きです。というのも、他の色ほど書類の文字を見づらくしないような色だからです。

蛍光ペンはその構造上、ペン先を出したままにしておくとインクがどんどん乾いてしまいます。ちょこちょことは使う、だけどボールペンやシャーペンほどずっと使ってるわけではない。そんな蛍光ペンでまず考えないといけないのが「ペン先の出しやすさ」です。となるとキャップ式は毎回毎回キャップを外したり付けたりかなり面倒です。そこでオススメしたいのがノック式です。

 

ノック式の蛍光ペンはほんとうに珍しいようで、僕はぺんてるの「蛍光ペン ノック式 ハンディラインS」しか使ったことありません。これはまさにノック式ボールペンのようにペンの頭を押し込んでやるだけで、ペン先を出したり戻したりでき、片手で扱うことができます。ノックの音がうるさい、耐久性にやや難があるなど、欠点はありますが、それを補って余りあるほどの利点があります。

補足:下記のブログによると、無印良品をはじめとして、数社からノック式蛍光ペンが発売されているようです。

【文房具】ノック式蛍光ペンを比較してみました:マインドマップ的読書感想文

 

<その他部門:ふせん、はさみ、USBメモリーなど>

以上で必要最小限の文房具は挙げることができたと思います。あとは個人的に先ほどの内容をカスタマイズしたり、補っていけば万能なセットの完成です。

 

僕としては上記の文房具のほかに、以下を追加します。

・ふせん

書類や本を読むときにあると便利。記憶のセーブポイント的な。

・はさみ

コンパクトがモットーである僕は、通常タイプのはさみではなく、あくまで応急処置的に袋を開けたりするときに役に立つペン型のはさみが好きです。

USBメモリ

特にノートパソコンを持ち運んでいるときに、データをやり取りするときなど何かと便利。場所も取りませんし、パソコンを所有している人なら取り合えず入れておくといいかも。

 

お好みで以下の文房具を準備しておいても便利でしょう。

・のり(テープのり)

・ホッチキス

・セロハンテープ

 

増やせば増やすほど便利になる一方、スペースや重さも増してしまいます。このあたりはバランスを考えないといけません。

 

 

以上となります。

「最低限のセット+α」という考え方をして組んでいけば、自分には何が必要で何が不要かが明確になるかと思います。

 

もしおすすめの組み合わせがあったら教えてください。

 

P.S.:

今までちょっとした文房具紹介ならしたことありましたが、ちょっとガッツリ書いてみました。まあ、文房具マニアというほどではないですが一応好きですし、誰しも何らかの形で手に取るものなのでチャレンジしてみました。

そして最後となりますが、ずいぶんと久しぶりの投稿となりました。今後もこんな感じでまったりといく可能性大ですが、また気づいたときにふらっと立ち寄って下さるとうれしいです。

【お知らせ2】ブログの方針などの大幅な変更

shijimi-no-misoshiru.hatenablog.com

上の記事で新ブログの開設とそれに関連した変更事項をお知らせしましたが、これに加え大幅に今後の方針を変更することにしましたので、ここに記します。

 

まず、本記事執筆段階において、今までほっそりと続けていたWixというホームページ作成サービスを利用したホームページの運営を停止しました。運営していたといってもロクに更新してなかったので、ムダだろうと判断したためです。

 

次に、実況用ツイッターアカウント@shijimi_liveを削除しました。これも上と同様の理由です。

 

また、細かいことですがしじみの貝がら」のカテゴリーである「雑談」と「お絵かき」を「その他」として統合しました。

 

 

なので、現在利用しているSNS・ブログサイトは次の4つになります。つまり、ツイッター @shijimi_san、PIXIV、本ブログ「しじみの貝がら」、創作ブログ「しみじみしじみ」(、ツイフィール)です。

そして、これら4つについても大幅に変更し、創作に特化してSNSを利用していこうと考えています。

具体案としては、

 

ツイッター@shijimi_san:

ほぼつぶやきや閲覧をやめ、ブログをはじめとする投稿内容のお知らせのツイートのみに簡略化

・PIXIV:

変更なし

・本ブログ「しじみの貝がら」:

「雑談」カテゴリーの更新ストップ

全体的な更新頻度は今まで以上に少なめに

「お絵かき」カテゴリーでの投稿はごく限られたものに絞る

今後は攻略やレビュー記事といった比較的「役に立つ」ことを意識した記事の投稿に限る

 

・創作ブログ「しみじみしじみ」:

メインブログとして利用

他で労力を削減する分こちらに注力

(前記事のお知らせと被るが)雑記とお絵かきを主軸として活動

 

を考えています。

 

つまり、繰り返しとなりますが、今までよりも一層創作を意識したSNS上での活動を行おう、ということです。といっても、こうお知らせしたところで別にペースがあがるとかいう訳では無いんですが、広がりすぎた活動領域を一旦見直して本当に興味のある分野に絞って今後はやっていこうと考え、今回の更なる変更を行うことにしました。

そのため、今後はPIXIVとブログ「しみじみしじみ」を主軸に活動していきます。

以上の理由のため、全体的な更新頻度としては下がることになりますが、ひとつひとつを丁寧に、自分なりにクオリティの向上を目指していこうと思います。

 

今後ともよろしくお願いします。

 

20180922 更新

 

【お知らせ】新ブログ開設

タイトルのとおり、新ブログ「しみじみしじみ」を開設しました

shijimi-san.hatenablog.com

といっても、同じはてなブログで見た目的にはあまり変わりませんが。

それならなぜ新しく開いたのかという話になりますが、理由としては、創作と、レビュー記事や報告とを分離させるためです。

以下で具体的にだらだら書いてますが、最後にまとめてます。

 

具体的には、本ブログ「しじみの貝がら」では、アニメやゲーム、マンガをはじめとするレビューや攻略、お知らせといった内容の記事を投稿していきます。

他方、新ブログである「しみじみしじみ」では、基本的に創作オンリーとなります。そのため、新しいお絵かきの投稿は、主としてPIXIVとこの新ブログにて行います。ただ、PIXIVと新ブログをどう使い分けていくかというのが今後の課題となります。

あと、創作を投稿するといっても、はてなブログの規約上投稿が難しいと思われるもの(回りくどい表現でスミマセン)はPIXIVのみで載せていこうと思います。その場合は、「しみじみしじみ」にて掲載はしませんが、PIXIVで新たに更新したとだけお伝えします。

 

まとめると、

・新ブログ「しみじみしじみ」は創作のみ、このブログ「しじみの貝がら」はその他もろもろ

・創作の掲載優先度は「しみじみしじみ」≧PIXIV

・PIXIVのみに投稿する作品もある(ただし、「しみじみしじみ」にてお知らせは行う)

となります。

 

以上のとおり今後は活動していこうと思います。という、お知らせを兼ねた自分の行動計画表でした。もし本ブログをご覧になって下さっている方がいらっしゃれば、新ブログのほうもよろしくお願いします。

 

一応最後にもうひと貼り。

shijimi-san.hatenablog.com

20180922 変更

【レビュー】監督ルシール・アザリロヴィックの映画『エコール』:ルイス・キャロルのまなざし?

※ネタバレ注意※

 

 

ルシール・アザリロヴィックという映画監督を知っているでしょうか?ぼくは、彼女の監督作品である『エコール』と『エヴォリューション』という映画を見て以来、すっかりその世界観にハマりました(ウィキペディアによると、アザリロヴィックが監督を務める長編映画はこの2作のみのようです)。そこで、今回はかなり前にみたので断片的な記憶しか留めていませんが、それをもとに未だ自分に残り続ける印象を絞って綴っていきます。

ちなみに、アザリロヴィックの配偶者であるギャスパー・ノエも映画監督で、主題的には彼女と共通したものを取り扱っているように感じましたが、彼女とは真逆とも言える雰囲気が作品内に立ち込めています。両者の作品はともに典型的な「ハマる人はハマるし、ハマらない人はハマらない」、芸術志向の映画と言えるでしょう。ノエの監督作品についてはまた機会があれば触れていきたいと思います。

 

それで、この『エコール』という映画ですが、この映画は、何人もの年端の行かぬ少女たちが、森の中にひっそりと佇む洋館を舞台にバレエの稽古に取り組む様子を描いたものだと言えます。こう簡潔に表してしまうと、面白みも何もない(いや、実際盛り上がる場面は無くひたすら淡々としているのである意味でその通りで、そもそもそうした面白みをこの映画に求めるべきではないのかもしれません)ですが、比喩的・抽象的・曖昧で視聴者の想像力に多くを任せている描写が他の映画とは一線を画しており、さまざまな解釈を許す作品となっています。そこで今回は自分なりの解釈をしてみようと思い立ち本記事の執筆に至りました。

 

この映画に出てくる少女たちは小学校低学年くらいの年齢のころ、どこからともなく上述の洋館にやってきてバレエの稽古に励み、小学校高学年くらいの年齢でバレエの本番を行い、洋館のある森の外へおそらくバレリーナとして巣立っていきます。つまり、これは自分なりに解釈してみると、不安定で脆い存在としての少女は最初森の中で匿われて日々を過ごしており、そうした美しくも危うげな世界を監督は幻想的に描いています。が、そうした世界も成長とともに終わりへと向かいます。その証拠に、稽古を積み成長した少女たちは客にバレエを見せ、舞台という新たな世界へと歩みを進めています。しかも、決定的な出来事として、外の世界に出た(ヒロインのうちの一人の)少女は、街の噴水で少年と出会います(この映画で具体的な一人の男性として描かれるのは、最終盤に現れるこの少年だけだと記憶しています)。これはそのまま、異性との出会いという性のめざめを描いていると考えることができます。こうして少女は心身ともに成熟した女性へと向かうことになります。

この際ぼくが思ったのは、監督はこうした少女の成長を素直に喜んでいるのではなく、ある意味悲しんでいるのではないか、ということです。普通なら成長するというのは良いこと、喜ばしいことのように考えられるでしょうが、ここでは少女という二度と戻ることのできない状態やその日々を、懐かしさを伴って監督は回想しているのではないか、と思えてなりません。「あの頃は良かった」という美的に増長された懐古が、少女という存在を介して行われているというわけです。

(しかし、これはぼく自身が男性だからそう解釈しているのだという可能性があり、そうだとすると女性であるアザリロヴィック監督とは解釈を異にする可能性があります(既に言及している通り様々な解釈を認めるような描写なので、解釈を一致させる必要も無ければ、そもそも一致できる可能性すら無いのかもしれませんが)。ただしこの点に関して、情報源がウィキペディアであり信ぴょう性に欠け申し訳ないですが、「少女愛」という項目を見てみると少女愛の主体が女性である場合を「女性少女愛」と呼ぶことがあるようで、こうした言葉が存在すること自体、それに該当する女性が存在することを示しているのだと考えるならば、監督ももしかするとそれに当たる節があり、そうなれば、もしかするとぼくの読みと、それに続く次の結びつきも一つの可能性として考慮に入れても良いのかもしれません。)

 

そうして、この映画から以上の懐古をぼくに引き起こさせたわけですが、そうなるともう一つ心の中でこの映画とリンクさせずにはおけないことがあります。

それが、ルイス・キャロルです。ルイス・キャロルは『不思議の国のアリス』など一連のアリスシリーズで児童文学に新たな風を吹き込んだ人物として有名です。そのアリスシリーズに登場するアリスは実在するアリス・リデルという少女がモチーフとなっています。また、キャロルは少女たちの写真を撮影していたり、膨大な数の少女への手紙が送られていたりしたことが明らかとなっています(詳細は、写真については写真集がいくつも出されています。また、手紙については平凡社ライブラリー『少女への手紙』で確認できます)。さて、そこにキャロルに俗にいう「ロリコン」だとかそうでないとかの議論があるわけですが、本当のところどうなのかというのは、本人に尋ねてみないことには分からないでしょう。いや、本人に尋ねてみたところでどれだけ自覚的であったかは知れたことではありません。

ここで、この記事の主題である映画『エコール』に関係づけて言いたいのは、色々噂のあるキャロルですが、キャロルと『エコール』の、少女に対する眼差しには共通点があるのではないか、ということです。

本記事では前述の『少女への手紙』の訳者・解説者によるあとがき・解説から、『エコール』とルイス・キャロルの手紙との共通点をそれとなく指摘しておきたいと思います。

まず、『少女への手紙』の解説を手掛ける高橋宣也(p.247)によると、

「そんな殺伐とした言葉[ネット空間における思慮のない言葉などのこと、本記事執筆者注]が飛び交う、情の薄い人間関係の問題に最もさらされやすいのが「少女」という存在かもしれない。子供と大人の狭間にある危うい心と体。そんな年ごろ、あるいはそれに差しかかるもう少し幼い歳の少女たちに向けて、ルイス・キャロルも弛まず手紙を送り続けた。だが手紙を通して彼女たちに、彼は何ときめ細かい情愛を注いでいることだろうか。」

とキャロルを評価しています。これは正に『エコール』においてそうした「危うい心と体」にある少女を隔離している森という幻想的な空間に象徴的に表されていることではないでしょうか?

また次に、『エコール』では巣立っていった少女たちと入れ替わるようにまた少女が森にやってくることが暗示されています。これは、『少女への手紙』のあとがきを務めた高橋康也高橋迪の以下のような、ルイス・キャロルの少女への手紙に対する考えに符合するのではないでしょうか(p.242)(フィルムの「コマ」は漢字からカタカナに変更しています)

「……ひとつひとつの手紙はたったひとりの少女のために、ある偶然の、具体的なきっかけによって書かれた、繰り返しのきかぬ行為であった。そして生身の少女が時間の直線的な流れに浮かぶ存在であり、手紙がそういう少女にあてられた一回性の行為であることを、よくよく知っていればこそ、キャロルはつぎつぎに新しい少女友達を求め、つぎつぎに新しい手紙を書く。そうすることによって、つまり年をとり過ぎ去ってゆく少女の数を限りなく増やすことによって、ひとりの[「ひとりの」に傍点、本記事執筆者注]少女の面影を静止させることができないか。フィルムは止めようもなく廻る。しかしフィルムの各コマに、似たような人物をひとりずつ撮っておくならば、フィルムの回転は結局ひとりの人物を映し出すこととほぼひとしいのではないか。ひとつひとつの手紙は、そのようなフィルムのコマにあたる。」

この考えによると、キャロルは手紙をつぎつぎに新しい少女友達に送ることによって、一方、アザリロヴィック監督の描く『エコール』は森の中で密かに行われるバレエの稽古の上達(とそれと同時進行する心身の成長)による少女たちの入れ替わりという描写によって、少女というかけがえのない存在を二人は自分自身に/視聴者に留めさせようとしたと考えられるのではないでしょうか?つまり、キャロルも『エコール』も、表現方法は違えど内容的にはかなり近いことを伝えようとしているのではないか、ということです。

 

また、本記事において断定することなく疑問としていろいろ提示してきました。これはここで紹介した作品が多様な読みを認めているのだというぼくの意図を示すためです。また、今回は少女にまつわる話をしてきましたが、実際のところは少女だけに限ったものではなく、より普遍的な想像に根差しているのだと思います。言うなれば、自分の心にひっそりと住まい続ける危うげながらも優しい幻影、のようなものです。この幻影が今回取り上げた作品では少女だったというだけで、人はそれぞれ自分にそうした幻影を持ち合わせていると思います。本ブログでは一応、サブカル的な話題を取り上げることが多いので、サブカル的なものからいくつか例を取り上げるならば、おねショタのような関係性であったり、ショタコンの人がショタに対して抱く気持ち、といったものになるでしょうか?いや、セクシャリティにだけ該当するものではありません。「あの夏の日」など、今となっては戻ることのできない、おぼろ気で、それゆえ懐かしさを覚えるようなもの全てに当てはまるでしょう。

それゆえ、『エコール』は一見したところ「その手の趣味の者しか好かない」ような作風ですが、実際のところ、普遍的な意味を持ち合わせた意義深い作品となっているのです。